Esoteric MG-20 を導入
メインスピーカーとして、Esoteric(エソテリック) MG-20を導入しました。(中古の美品を購入)
製品HP:http://www.esoteric.jp/products/esoteric/mg10_mg20/
このスピーカーの1番の特徴は、超不人気製品で値落ち幅がMAXということです。あまりの人気のなさで、新品が半額以下でたたき売られ、中古市場も大幅下落という不憫なスピーカーです。(だからこそ買えました)

CDプレーヤーで有名なエソテリック(TEAC)が初めて作ったスピーカーだったのが、売れなかった最大の原因でしょう。ただ設計はエソテリックですが実際に作ったのは、歴史のある英国のタンノイなんですけどね。
技術的にもオールマグネシウム振動板で凄いですし、木工技術も良くてなかなか美しいです。3点支持の特殊形状スパイクも非常に設置しやすく安定もしておりグッドです。音も悪くないです。しかし、保守的なオーディオマニアに受け入れられるのは容易ではなかったということです。

さて、問題の音質です。振動板が金属なので金属的な音色かというとそうではありません。どちらかといえば、布というよりペーパーコーンの音に近い印象です。これは意外でした。他の方のインプレではタンノイとも違った音と書かれていますが、我が家ではタンノイっぽい気がします。畳敷きで、オーディオボードが木製だからかもしれません。現代っぽくない大人しくふくよかな鳴り方をしています。
おそらく、5555の7階の川又さんが言うとおり、スピーカーボードには硬質重量系の前田製管のボードが合うでしょう。(以前使用していましたが売却してしまいました....)また、彼が言っているとおり、上には前田製管の重しをした方が良さそうです。
さらに、ちゃんとバイワイヤにしてアースもとれば完全に化けるでしょう。(バイアンプまでは無理)そこまでやればおそらく現代的なハイファイスピーカーに変貌するはずです。我が家でもその片鱗はあります。
ちなみに現在使用しているのはこの木製ボードです。
http://item.rakuten.co.jp/audio-nodaya/alligator_rg-36r/
今まで使用してきたスピーカーでは響きの多い木製ボードの方が相性が良かったんですけどね。MG-20では響きすぎてぼける感じです。響かない系のボードの方が相性が良さそうです。御影石やコーリアンの方が良さそうです。
昔ならこの状態から色々手を入れていき完成形に近づけていったたのでしょうが、現在はオーディオは、ほどほどで抑えるつもりなので現状維持の予定です。(それに、私はスピーカーのそばで寝るので、重しが顔に落ちてきたら死ぬので絶対にダメです。)
自分のように安価で購入され、大して手をかけてもらえず力を出し切れていないMG-20が全国にはたくさんある思われます。そのため、口コミ評価もあまり高くないのだと思います。我が家の現状では、実力の3割も出せていないかもしれません。
我が家では角が落ちた感じで優しい音なので、中編成までのクラシックや静かめのジャズが合います。大音量でもうるさくありません。低域も量感たっぷりで意外と低いところまで伸びています。ただ、ウーファーコーンが小さいため、面で空気を叩くようなズンズンビシバシくる感じにはなりません。部屋の空気全体を揺らす感じです。電気音楽系ではそこがやや物足りません。JBLの38センチウーファーのようには決して鳴ってくれません。分解能や解像度は以前使用していたマイクロユートピアBeの方がある気がします。(音数が減りました)まああれは世界最強のベリリウムツィーターを持つスピーカーでしたから負けても仕方ないかな。
今回、唯一力を入れたのはジャンパーケーブルです。キンバ-セレクトのKS-9033です。付属品のジャンパーケーブルが驚くほどのゴミでしたので仕方なく購入しました。LS3/5Aで使用していたワイヤーワールドのエクリプスジャンパーでも良かったのですが、やや長さが足りませんでした。
奇をてらった変なスピーカーターミナルなので使いにくいことこの上なしです。おかげで短いジャンパーは使用できません。長めのキンバーでもぎりぎりです。

ジャンパーの接続方は、色々試しましたがスピーカーケーブルを高音端子に接続し、そこから低音端子にジャンパーケーブルで接続する方法に落ち着きました。
昔はKS-9033の上のKS-9035、KS-9038も使用していましたが贅沢なのでこのままでいきます。(やはり高い方が、明らかに良かったです)本当はバイワイヤの方がずっと良いと思うのですが、ケーブルが2組になるとお金もかかりますし邪魔なのでやりません。この点でもほどほどにしておきます。
さて、こう書いてくるとイマイチなスピーカーなのかと思えるでしょうが、意外とこれが良いんですよ。自分は部屋が小さいため小型2ウェイをメインに使用してきましたが、やはり大きなSPにはスケール感や厚みは及びませんね。どうしても小型2ウェイは無理矢理低音を出している感がぬぐえませんが、これは悠々と雄大に鳴ります。
バーチカルツインのためか?意外と定位も良いです。2ウェイより簡単にいい音を出しますね。情報量・分解能・切れ・クリアさでは今一歩ですが、トータルでは、今までで一番いい音で鳴っているかもしれません。小音量でも大音量でも心地よく聞けます。小型SPでは大音量ではどうしても苦しくなります。(同じトールボーイタイプではモニターオーディオのゴールドリファレンスG20を使用していましたが、MG-20の方が明らかに良いです。)
前回まで使用していたRogers LS3/5A (65th)との比較ですが、MG-20にあらゆる点で負けていますが、小音量では大した差ではなかったです。だてにに65年間も売れ続けていないですね。本当は持っていたかったのですがお金がないので売りました。
これでオーディオは一応の完成形となりました。しばらくはこのままだと思います。
製品HP:http://www.esoteric.jp/products/esoteric/mg10_mg20/
このスピーカーの1番の特徴は、超不人気製品で値落ち幅がMAXということです。あまりの人気のなさで、新品が半額以下でたたき売られ、中古市場も大幅下落という不憫なスピーカーです。(だからこそ買えました)

CDプレーヤーで有名なエソテリック(TEAC)が初めて作ったスピーカーだったのが、売れなかった最大の原因でしょう。ただ設計はエソテリックですが実際に作ったのは、歴史のある英国のタンノイなんですけどね。
技術的にもオールマグネシウム振動板で凄いですし、木工技術も良くてなかなか美しいです。3点支持の特殊形状スパイクも非常に設置しやすく安定もしておりグッドです。音も悪くないです。しかし、保守的なオーディオマニアに受け入れられるのは容易ではなかったということです。

さて、問題の音質です。振動板が金属なので金属的な音色かというとそうではありません。どちらかといえば、布というよりペーパーコーンの音に近い印象です。これは意外でした。他の方のインプレではタンノイとも違った音と書かれていますが、我が家ではタンノイっぽい気がします。畳敷きで、オーディオボードが木製だからかもしれません。現代っぽくない大人しくふくよかな鳴り方をしています。
おそらく、5555の7階の川又さんが言うとおり、スピーカーボードには硬質重量系の前田製管のボードが合うでしょう。(以前使用していましたが売却してしまいました....)また、彼が言っているとおり、上には前田製管の重しをした方が良さそうです。
さらに、ちゃんとバイワイヤにしてアースもとれば完全に化けるでしょう。(バイアンプまでは無理)そこまでやればおそらく現代的なハイファイスピーカーに変貌するはずです。我が家でもその片鱗はあります。
ちなみに現在使用しているのはこの木製ボードです。
http://item.rakuten.co.jp/audio-nodaya/alligator_rg-36r/
今まで使用してきたスピーカーでは響きの多い木製ボードの方が相性が良かったんですけどね。MG-20では響きすぎてぼける感じです。響かない系のボードの方が相性が良さそうです。御影石やコーリアンの方が良さそうです。
昔ならこの状態から色々手を入れていき完成形に近づけていったたのでしょうが、現在はオーディオは、ほどほどで抑えるつもりなので現状維持の予定です。(それに、私はスピーカーのそばで寝るので、重しが顔に落ちてきたら死ぬので絶対にダメです。)
自分のように安価で購入され、大して手をかけてもらえず力を出し切れていないMG-20が全国にはたくさんある思われます。そのため、口コミ評価もあまり高くないのだと思います。我が家の現状では、実力の3割も出せていないかもしれません。
我が家では角が落ちた感じで優しい音なので、中編成までのクラシックや静かめのジャズが合います。大音量でもうるさくありません。低域も量感たっぷりで意外と低いところまで伸びています。ただ、ウーファーコーンが小さいため、面で空気を叩くようなズンズンビシバシくる感じにはなりません。部屋の空気全体を揺らす感じです。電気音楽系ではそこがやや物足りません。JBLの38センチウーファーのようには決して鳴ってくれません。分解能や解像度は以前使用していたマイクロユートピアBeの方がある気がします。(音数が減りました)まああれは世界最強のベリリウムツィーターを持つスピーカーでしたから負けても仕方ないかな。
今回、唯一力を入れたのはジャンパーケーブルです。キンバ-セレクトのKS-9033です。付属品のジャンパーケーブルが驚くほどのゴミでしたので仕方なく購入しました。LS3/5Aで使用していたワイヤーワールドのエクリプスジャンパーでも良かったのですが、やや長さが足りませんでした。
奇をてらった変なスピーカーターミナルなので使いにくいことこの上なしです。おかげで短いジャンパーは使用できません。長めのキンバーでもぎりぎりです。

ジャンパーの接続方は、色々試しましたがスピーカーケーブルを高音端子に接続し、そこから低音端子にジャンパーケーブルで接続する方法に落ち着きました。
昔はKS-9033の上のKS-9035、KS-9038も使用していましたが贅沢なのでこのままでいきます。(やはり高い方が、明らかに良かったです)本当はバイワイヤの方がずっと良いと思うのですが、ケーブルが2組になるとお金もかかりますし邪魔なのでやりません。この点でもほどほどにしておきます。
さて、こう書いてくるとイマイチなスピーカーなのかと思えるでしょうが、意外とこれが良いんですよ。自分は部屋が小さいため小型2ウェイをメインに使用してきましたが、やはり大きなSPにはスケール感や厚みは及びませんね。どうしても小型2ウェイは無理矢理低音を出している感がぬぐえませんが、これは悠々と雄大に鳴ります。
バーチカルツインのためか?意外と定位も良いです。2ウェイより簡単にいい音を出しますね。情報量・分解能・切れ・クリアさでは今一歩ですが、トータルでは、今までで一番いい音で鳴っているかもしれません。小音量でも大音量でも心地よく聞けます。小型SPでは大音量ではどうしても苦しくなります。(同じトールボーイタイプではモニターオーディオのゴールドリファレンスG20を使用していましたが、MG-20の方が明らかに良いです。)
前回まで使用していたRogers LS3/5A (65th)との比較ですが、MG-20にあらゆる点で負けていますが、小音量では大した差ではなかったです。だてにに65年間も売れ続けていないですね。本当は持っていたかったのですがお金がないので売りました。
これでオーディオは一応の完成形となりました。しばらくはこのままだと思います。
このエントリーのカテゴリ : ピュアオーディオ