ここ数年来の目標であった
礼文岳に嫁と2人で登ってきました。

百名山でも有る利尻山は超メジャーですが、往復10時間前後かかるというちょっと敷居が高い山でもあります。それと比較すると、お手軽なのが、お隣礼文島の礼文岳です。
ゆっくり歩いても約4時間で往復できます。
花の季節でも、ほとんど花は無い場所です。しかし、
山頂からの景色は360度ぐるりと海にかこまれた素晴らしいものです。利尻山も360度ぐるりと見えますが、標高が高いため(1721m)どうしてもどこか雲がかかることが多いのですが、礼文島は標高が低いため(490m)雲がかかりにくいのです。
山頂からの景色はどちらも素晴らしいのですが、緑の丘陵が緩やかに広がりその先に海が見える
女性的で牧歌的な礼文岳、かなりの高度がある崖の上から足下に海を見下ろす形となる
男性的でダイナミックな利尻岳という感じです。
さてそれでは、コースを順番に書いていきます。(あまりガイドとかに書かれていないので...)
地図は、ホテル
はな心さんのを利用しました。とても見やすいです。:
http://www16.plala.or.jp/hanasin/map/rebunndake.htm 今回は鴛泊から香深に自家用車で渡り日帰りしました。泊まりたい気もしたのですが、明日は台風が直撃する予報でしたので、そのまま帰りました。バスは日に数本しか無いため時間が合わず値段も高い(片道1人900円くらいとのこと)、レンタル自転車では時間的にきつい(今回滞在可能時間は6時間)、タクシーと迷いましたが機動力を考え自家用車を積みました。(島民割引で3割引されるんですよ)通常はタクシーが無難な気がします。(ただし繁忙期は要予約)
登山口は島の北側の内路地区です。(フェリーターミナルの香深から車で15分程度かな)登山口は目立ちますので、すぐ解るはずです。トイレと飲み物の自動販売機があります。休憩できる小さな東屋もあります。

登山のスタートは鉄製の階段です。

ここから一気に高度100mくらいまで登っていきます。眼下に海が見えます。

海が見えなくなったら、延々と山道を歩きます。非常に良く手入れされており歩きやすい場所がほとんどです。鳥が良く鳴いています。(アカゲラらしき鳥もいました)シマリスもいますが逃げられました。


1時間強歩いて標高310mくらいまで来るとぱっと開けてきて、山頂(490m)が見えてきます。右側に少し見えているとんがりが山頂です。左側のこんもりしている部分がニセ山頂(400m)だと思われます。この辺から森林限界になっていきます。本州の2000m級の山と同じ植生になります。

ニセ山頂まで来れば後は15分ほどで山頂です。(写真奥のとんがりが山頂)ニセ山頂も景色はかなり良いのですが、山頂には負けます。(利尻山はこちらの方が大きく見えます)

さて山頂です。普通に写真を撮ってもその広さを感じられないのでパノラマ写真を載せてみます。
是非写真をクリックして拡大してご覧ください。(嫁がiPhoneにて撮影)


登り2時間、山頂休憩30分、下り1時間半の合計4時間の登山となりました。使用した飲料水は1L弱でした。今日はこの時期にしては珍しく暑く最高気温が21℃でした。そのため暑い登山となりましたが、秋なら普通はもっと涼しい気がします。花の季節ならイチオシは桃岩周辺のトレッキングですが、花がない季節なら礼文岳も非常に良いですね。ただし天気が悪いと、ここは疲れるだけの気もします。
花の季節のトレッキングの記事1:
http://okapon2005.blog27.fc2.com/blog-entry-1968.html花の季節のトレッキングの記事2:
http://okapon2005.blog27.fc2.com/blog-entry-1969.html※登山後はフェリーまで少し時間がありましたので食事をしました。寿司が食べたかったので武ちゃん寿しに行きましたが、今日は団体のみとのこと、寿司がダメなら生ものと言うことで、海鮮処かふかに行きましたが謎の閉店。島のお店がイキナリ閉まっているのはいつものことなので気にしないで、何でも美味しいちどりにしました。(ミシュラン掲載店)
炉端焼きのお店ですが今回は、歯ごたえはあるが分厚くジューシーで味わいの濃いとんかつと、あっさり優しい味の塩ラーメンにしました。(チャーシューも美味い)このお店のイチオシはホッケのちゃんちゃん焼きのようです。他のお客さんが注文していたので少し見てみたのですが、身がふっくらしており、色も良く非常に良いホッケを使用しているようでした。

そういえば、礼文も鮭は釣れてなさそうでした。鮭がほとんど見えない。