7年ぶりに磯渡しでメジナ釣りをしてきました。目標は40センチです。(今までの最高は38センチ)
磯渡しに利用したのは今回も、7年前と15年前にお世話になった延岡市北浦の
貴富丸さんです。
今回は合計4日間挑戦しました。簡単に乗った磯の名前と主な釣果を載せておきます。
1日目 子立 メジナ35センチ
2日目 ケナシ メジナ32センチ カワハギ30センチ
3日目 地の二つ メジナ25センチ
4日目 タナマエ メジナ30センチ 良型カワハギ本命のメジナ35センチ

メチャクチャ引きの強い外道のアイゴ 30センチくらい

重たいブダイ 45センチ

超うれしい外道 カワハギ 大物30センチ

カワハギは肝が絶品
1日目はとにかく疲労との戦いでした。夕方実家に帰省してすぐに釣りの準備をして、ほとんど寝ないまま、早朝から足場の悪い磯の上で夕方まで10時間にわたり釣り。外道のブダイやアイゴはよく釣れました。メジナは1匹のみでしたが今回の遠征では最大サイズとなる35センチをゲット。
2日目は、
他の船が出ないほどの波と、大強風。向かい風で撒き餌を体中に浴びながらの釣り。たま~に風が止んで波が落ちたときだけ当たりが出ました。なんと、
3回連続大型魚をバラしました。1匹目は浮いてこず針外れ、2匹目は竿をひったくられて糸を出す間もなくそのままラインブレイク、3匹目は大型のメジナで、何とか足下まで来たのですが歯で切られたっぽいです。この日最大のメジナは32センチ。
3日目も風がかなり強め。珍しくA級磯に乗れたのですが、この日は
どこもさっぱり釣れないという大ハズレの日。ただ、同じ磯に乗ったベテランさんだけ、僅か10分間くらいの時合いの時に良型メジナを2枚あげていました。その時自分には釣れず...その10分以外はほぼ釣りになりませんでした。A級磯のもう一チームもダメダメだったようです。メジナは25センチを筆頭に数匹。
4日目はまたしても
他の船が出ないほどの大強風。この日も状況が悪く、A級磯に上がった人たちが早上がりするほどの釣りにくさと釣れなさ。まあ、何とかブダイやアイゴを釣りながら我慢していると25~30センチくらいのメジナがたまに遊んでくれました。
何にせよ
今回は非常~に苦戦しました。しかしまあ、
メジナ釣りをしていたのは今から30年近く前のことですし、本格的には
2シーズンしかやっていない初心者ですから、それにしては頑張った方かと思います。一応、ある程度は予想通りに食わせられた感じです。
北海道には、磯の上物釣りというものがほぼ無いので少し紹介しておきます。基本的には、船で沖の磯や歩いて入れない地磯に上げてもらいそこで釣りをします。
喜福丸さんの磯の図 喜福丸さんもザ・フィッシングに出たりと大人気の渡船です
(貴富丸さんで図をもらい忘れたので使用させてもらいます)

ポイントには基本的に当たり外れが有り、その時によっても多少変わります。
どのポイントに入れるかで釣果が大体決まってしまいます。ポイントの決め方はその土地によって違うのですが、北浦の場合は同船内で降りる順位はじゃんけん、北浦には通常渡し船は5隻以上あるので船の順位もつけなくてはいけません。船に関しては船の代表が、岩の上に集合してじゃんけん。ですから、船内で1位で船対決でも1位なら完全に自分の好きな場所が選べるというわけです。ただ、良いポイントに入ったからと言って必ずしも釣れるわけでは無いのが難しいところです。今回自分はおひとり様でしたので、他の方と大きめの磯に上げてもらいました。(割と良い磯に上げてもらえましたよ)
この磯に各船の代表が乗ってじゃんけんをします

30年前、愛媛県の中泊でメジナ釣りをしていた頃は大変でした。基本的に土日しか釣りに行けなかったのですが、土日になると客は猛烈に多いし、自分は新人さんだから後まわしにされたので、当時はまともな磯に上がったことがありませんでした。また中泊はポイントによる釣果の差が大きくて非常に苦戦しました。一度平日に釣行し、途中からA級磯に上がったらバンバン釣れました。中泊と比較すると、北浦はポイントによる差はそこまで大きくないようです。その分、日による差が大きい気がします。
また、
とにかくやたらと金のかかる釣りです。
船代+お弁当代=4,500+500=5,000円。そして、その割に釣れない。(一般的にお弁当は頼む人が多いです。途中に船でお弁当を持ってきてもらうのですが、その時に他の状況を確かめられますし、状況によっては磯替わりが出来るからです。)
貴富丸さんのお弁当は美味しいです

餌は、撒き餌としてオキアミブロック×2(2個で1500円くらい)+集魚材×最低2(1000円くらい)、付け餌用オキアミ×出来れば2(1000円くらい)と、
最低でも餌だけで3,000円くらいはかかります。(写真には無いですが調整用にパン粉も必要です。)
これでも少ない方です

道具もたくさん必要です これでもぶっちぎりで1番少ないです 自分の場合はそれぞれの物が小さいです

これに、
交通費や宿泊費、仕掛け代がかかってきます。まあ、
一釣行当たり最低1万円という感じです。
ただまあ、個人的には
最も好きな釣りの一つです。大自然の中、自分専用の磯の上で、自分が思うがまま・気の向くまま釣りが出来、磯際でラインを切りに来る魚とのスリリングなやりとりが出来るところが魅力です。釣れる魚種も多いですしね。ただし、かなり難度は高く、かなり奥が深い部類の釣りだと思います。
こんな感じでポツンと一人でも釣りが出来ます

北海道の人も、機会があれば挑戦してみると面白いですよ。ホッケのウキ釣りにも応用できます。ただ、誰かにガイドしてもらうことは必須です。最初のハードルが相当高めです。
※それにしても、宮崎はとにかく暖かかったです。カイロは不要、ヒートテック系も不要、釣り手袋は濡れていても凍傷にならない、磯スーツに長袖1枚+普通の下着で大丈夫でした。利尻でいえば5月の中~下旬くらいの気候ですね。