宗谷観光について思ったこと
先日宗谷地方の観光案内をやったので、宗谷の観光について思うことを書き残しておきます。
【 宗谷地方の観光の特徴・強み 】
1 人工物が極端に少なく、そのままの自然が残る
知床や釧路湿原にも匹敵するスケールがある。
(北海道の観光地はよくよく考えると意外と人工物も多い。)
森林が少なく、ほとんどが原野という状態もレア。
2 人が少なく、最果て感が味わえる
知床は観光客が増えて最果て感がやや薄れた。道内で最果て感を味わうなら、宗谷か根室だろう。
3 孤高の温泉がある
豊富町の油温泉と、天塩町(留萌管内)のアンモニア温泉はまさしく孤高。
4 食べ物が美味しい
道内の他地域から来た人も、魚介は稚内が美味しいとの意見多し。
5 夏場は最高に涼しい
札幌とは比較にならないほど涼しい。避暑地で売り出し中の釧路は湿度が高く気温の割には暑いとのこと。ガチなのは宗谷と根室。
【 弱み 】
1 観光のほとんどが屋外の自然なので、天気が悪いと残念
2 最果て感は味わえるものの、箱物やお買い物の楽しみが極めて少ない。
3 孤高の温泉は孤高すぎて無理な人には無理。
(長女はアンモニアが苦手、次女は油が苦手)
ただ、稚内市内の温泉も非常に良いですし、浜頓別にはトップレベルの炭酸泉、遠別には旭温泉と、実は素晴らしい温泉ワールド。
4 観光客はどの店に入って良いか解らない、接客が雑、ちょっと高い
稚内の食堂のレビューは極端に少ない。(私も完全に顔が知れているのでレビューしにくい。)
接客は....まあ雑ですね。悪気はないと思います....驚く人も多いようです。
私はコースで食べることが多いので割安感があるが、単品で注文するとやや高くつく。
5 夏場は寒すぎのこともある 冬場は連日ブリザードで観光どころではない
【 これからの課題 】
1 雰囲気をぶちこわさない観光地化
「北のカナリアたち」の公開で一時的に観光客が増えることが予想されるが、調子に乗って目先の儲けに走り自然をスポイルすると取り返しがつかなくなる。
知床は極力雰囲気を壊さないように出来た例だと思えるが、失敗して雰囲気がぶちこわされて下卑た感じになった観光地が北海道には数多くある。金儲け主義のよそ者に騙されないように。
2 リピーターを増やす
宗谷観光にはリピーターが少ない。元々マニア向けの観光地であり、どうしてもリピートする魅力には乏しい。離島まで含めればかなりの魅力度ではあるが、いかんせん島は何もかにもが高い。宿泊費も移動費もバカ高い。これではリピートは無理。(レジャー目的の地元民で、自分ほど離島に行っている人はほとんどいないはず。)
また、宗谷じゃなければ食べられないグルメがない。つまり、孤高の食べ物がない。それに加え、全般的におもてなしの気持ちが感じられないのがイタイ。
個人的には、観光で潤わなくても今の自然が残されたままの方が嬉しいです。「北のカナリアたち」で壊さないように気をつけて欲しいです。
「北のカナリアたち」で観光地としての息の根を止められないようにとの思いも込めて書いてみました。
※最悪のシナリオを考えてみました
「北のカナリアたち」効果で、一時的に観光客が増える
↓
金儲けのために、自然を壊す位置に店や施設を作る
(自然の魅力を大きくスポイルし「宗谷の自然は大したことない」と思われる)
↓
観光客価格で目先の利益に走り、粗悪なサービスで追い打ちをかける
(リピートする気なんて全く起きなくなる)
↓
悪い噂が広がり、特需終了後は以前よりしょんぼり
残るのは悪評と、空き商店や閉鎖された施設...
(儲かったのは他所からきて、壊してとっとと逃げたよそ者のみ)
【 宗谷地方の観光の特徴・強み 】
1 人工物が極端に少なく、そのままの自然が残る
知床や釧路湿原にも匹敵するスケールがある。
(北海道の観光地はよくよく考えると意外と人工物も多い。)
森林が少なく、ほとんどが原野という状態もレア。
2 人が少なく、最果て感が味わえる
知床は観光客が増えて最果て感がやや薄れた。道内で最果て感を味わうなら、宗谷か根室だろう。
3 孤高の温泉がある
豊富町の油温泉と、天塩町(留萌管内)のアンモニア温泉はまさしく孤高。
4 食べ物が美味しい
道内の他地域から来た人も、魚介は稚内が美味しいとの意見多し。
5 夏場は最高に涼しい
札幌とは比較にならないほど涼しい。避暑地で売り出し中の釧路は湿度が高く気温の割には暑いとのこと。ガチなのは宗谷と根室。
【 弱み 】
1 観光のほとんどが屋外の自然なので、天気が悪いと残念
2 最果て感は味わえるものの、箱物やお買い物の楽しみが極めて少ない。
3 孤高の温泉は孤高すぎて無理な人には無理。
(長女はアンモニアが苦手、次女は油が苦手)
ただ、稚内市内の温泉も非常に良いですし、浜頓別にはトップレベルの炭酸泉、遠別には旭温泉と、実は素晴らしい温泉ワールド。
4 観光客はどの店に入って良いか解らない、接客が雑、ちょっと高い
稚内の食堂のレビューは極端に少ない。(私も完全に顔が知れているのでレビューしにくい。)
接客は....まあ雑ですね。悪気はないと思います....驚く人も多いようです。
私はコースで食べることが多いので割安感があるが、単品で注文するとやや高くつく。
5 夏場は寒すぎのこともある 冬場は連日ブリザードで観光どころではない
【 これからの課題 】
1 雰囲気をぶちこわさない観光地化
「北のカナリアたち」の公開で一時的に観光客が増えることが予想されるが、調子に乗って目先の儲けに走り自然をスポイルすると取り返しがつかなくなる。
知床は極力雰囲気を壊さないように出来た例だと思えるが、失敗して雰囲気がぶちこわされて下卑た感じになった観光地が北海道には数多くある。金儲け主義のよそ者に騙されないように。
2 リピーターを増やす
宗谷観光にはリピーターが少ない。元々マニア向けの観光地であり、どうしてもリピートする魅力には乏しい。離島まで含めればかなりの魅力度ではあるが、いかんせん島は何もかにもが高い。宿泊費も移動費もバカ高い。これではリピートは無理。(レジャー目的の地元民で、自分ほど離島に行っている人はほとんどいないはず。)
また、宗谷じゃなければ食べられないグルメがない。つまり、孤高の食べ物がない。それに加え、全般的におもてなしの気持ちが感じられないのがイタイ。
個人的には、観光で潤わなくても今の自然が残されたままの方が嬉しいです。「北のカナリアたち」で壊さないように気をつけて欲しいです。
「北のカナリアたち」で観光地としての息の根を止められないようにとの思いも込めて書いてみました。
※最悪のシナリオを考えてみました
「北のカナリアたち」効果で、一時的に観光客が増える
↓
金儲けのために、自然を壊す位置に店や施設を作る
(自然の魅力を大きくスポイルし「宗谷の自然は大したことない」と思われる)
↓
観光客価格で目先の利益に走り、粗悪なサービスで追い打ちをかける
(リピートする気なんて全く起きなくなる)
↓
悪い噂が広がり、特需終了後は以前よりしょんぼり
残るのは悪評と、空き商店や閉鎖された施設...
(儲かったのは他所からきて、壊してとっとと逃げたよそ者のみ)
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このエントリーのカテゴリ : 稚内・宗谷情報(島以外)