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利尻島のヒグマの今後について

 先日利尻島で、とうとう羆の姿が無人カメラにて撮影されました。全国ニュースでも流れましたね。大型で毛並みも良さそうで大変立派な個体ですね。この写真も、その日のうちにすぐにまわってきました。この個体は人前に姿を現していないので、警戒心が強く賢い個体だと思われます。(賢いので、今のところ鈴は効きそうですね。人だと解れば避けてくれそうです)

羆

 今後どうするかが島でも色々と議論されています。

 賢そうな個体なので一番良いのは共生だと思いますが、利尻では無理だと思います。日本では唯一知床で共生が成り立っているようですが、知床とは環境が違いますからね。

 知床は羆の数が多いのですが、その分面積も広いです。それと比較すると、利尻島は1頭しかいませんが、とにかく人との距離が近いんですよ。利尻島は円形で、中央は利尻山がりますが、標高が高い部分にはエサが無いため6合目以上はテリトリー外のはずです。となると、ヒグマは真ん中を大きくくりぬいたドーナツ状のテリトリー内にいると思われます。そのドーナツの外周部は、ほぼ全周に渡って民家ということになります。ドーナツの幅はせいぜい3~4キロしか有りません。

 また、知床とは住民の慣れ方も違います。私はヒグマの臭いと思われるものを3回嗅いでいます。1回は夜釣りの港で(上陸後すぐの頃)、残り2回は玄関先。(先週と昨日)しかし、ヒグマの臭いに関しては島内では話題になっていません。おそらくヒグマの臭いを知っている人がほぼいないからでしょう。おそらく島内あちこちで臭っているはずですが気がつかないだけでしょう。ヒグマ情報が出てからは、かなり外出を控えている自分ですら3回はヒグマの近くにいたはずですからね。

 色々な点で、長年ヒグマと暮らしてきた知床の人々と利尻島の人々とは違うはずです。ヒグマが出たら、知床の人々のようにあれほど悠然と対応出来ないと思います。(もちろんヒグマも人慣れしていないので人を見て悠然とはしていないと思います)

 おそらく最終的には、檻で捕獲して北海道本土に戻すか、ライフルにて殺処分するかのどちらかになるでしょう。しかし、頭が良い個体のため、檻では捕まらない可能性も高いですし、大型のためつかまったとしても檻が破壊されるかもしれません。

 島には猟友会が無いので、いざ殺処分しようとしても稚内から呼び寄せているうちに逃げるでしょうし、猟友会の方が来島したとしても土地勘が無いので追い詰めきれないと思います。

(結論というか予想) 
 上記の通り、最終的には、捕獲か殺処分の結果になるとは思われますが、(既に捕獲の許可は下りているそうですが、実際にやるかは未定)このクマさんは賢いので、罠にもかからず、猟友会にも撃たれず、結果的にある程度の期間人間と共生することになるのではと考えます。
 銃による駆除の場合、よほど本気で総動員して狙わないと難しいでしょう。個人的には、すんなり罠にかかって欲しいと思っています。

 とにかく事故が起きる前には何とかして欲しいと思います。自分も釣りに出かけるので危険ですし、家の前はヒグマの散歩コースになっている可能性もありますのでマジヤバです。
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1967年生まれの80年代を愛するヲタクです。 利尻島の釣り情報をメインに発信していきます。

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